母親の後ろばかりを追い回していた子どもが成長して、幼稚園に入る頃、私の妻にも久し振りに自分の時間というものが持てるようになりました。

この日のために、この住まいを建てた時、キッチンの隣に3畳程度の私の部屋を作りました。家事の合間の隙間時間を見つけて、この部屋でパッチワークをしています。小さな作業机と道具を収納できる棚と椅子をおけば、あまり余裕はありませんが、この部屋があるお陰で、いつでも取り掛かれるし、作りかけのものをそのまま出していても、大丈夫です。

パッチワークをするのに、針やはさみを使います。アイロンも使いますから、小さい子供がいると、かなり気を使います。この部屋を閉めておくと、その心配もなくなります。

この部屋には、妻専用のコンポも設置しています。大好きな洋楽を聴きながら、1つ1つのパーツを縫い合わせていると、時間を忘れてしまいます。ですから、目覚まし時計を幼稚園のお迎え時間にセットしておかなくてはなりません。窓の外には、我が家のシンボルツリーの欅の木がそよ風に葉を揺らしています。子どもが幼稚園に行くまでは、こんな静かな時間を持てるようになるなんて、想像できませんでした。

私は、2階の寝室の中に、オープンな書斎スペースを設けました。私は写真が趣味なので、自分の撮った写真をパソコンに取り込んで、フェイスブックに投稿して、仲間たちと楽しんでいます。声を掛ければ、話せる環境が良いのです、

敢えて、部屋としての書斎にしませんでした。忙しい生活の中で、少しの時間でも自分を取り戻す時間を持つことができたら、精神的に余裕ができ、私自身が家族とも良い関係を作っていけます。

ただ、家族が帰宅したら、妻のパッチワークは終わり。これが、我が家のルールです。