新築 さやか on 11 10月 2010

地鎮祭

家を建てる前に土地の神さまにお参りする地鎮祭をした。

神社から宮司さんが来てくれて、神様を呼び、お酒や果物、野菜、海産物、尾頭付きの鯛でおもてなしをして、この土地に新築の住宅を建てることを許可してもらい、工事中の安全祈願とこの先ずっとの家内安全をお願いして神さまにおかえりいただいた。

一連の神事はなんだかワケがわからない間に終わったけれど、なんとなく厳かな気分になって、これから家が建つんだという気持ちがふつふつとわいてきた。

南向きのいい土地に本当に新築の注文住宅を建てることができるというのは幸せなこと。

これから始まるローンの支払いも、まったく怖くないほどに幸せを感じるひと時だった。

地鎮祭でお供えをした野菜、果物、海産物、尾頭付きの鯛は家にもって帰って食べた。えんぎものなので鯛は焼いてはいけないらしい。

家が火事になると連想させるそうだ。

なので鯛は刺身と吸い物にした。

私はとりあえず、魚をさばくことはできるけど、刺身はあまり上手にできない。

吸い物の具がだんだん多くなってきそうなので途中で母に代わってもらった。

鯛の刺身も吸い物も久しぶり。

これも新築の注文住宅がこれから建つというおかげ。

だんなさんの両親も来てくれて私の実家で大宴会になった。

家造りってどっちのお父さんも体験したことだけど、やっぱり男にとって一世一代の大仕事だと、二人の父が口をそろえて言った。

だんなさんはこれからが勝負とみんなに決意表明をした。

建材を販売しているネットショップなどを見ているとワクワクしてしょうがない。

それと私もこれから、かわいい赤ちゃんを産みたいな、と思ったけど、こればかりは・・・。

わからないから神様にお願いするとしよう。

新築 さやか on 05 9月 2010

土地の話

あまりにうまくいきすぎた土地の取得。

どうもおかしいと思ったけれど、バブル景気の頃、儲けたお金をヘソクリにしていた父が、私のためにと買ってくれたのは本当だった、と母にきいた。

そのころは工務店も集客に力をいれなくても困ることがなかったみたい。

でも、私がこどもの頃、うちは貧乏だったと思うんだけど、と聞いた私に母は

「節約家だったといって欲しいな」と言った。

一人っ子ってやっぱり得なんだろうか。

親にしてみたら本当は同居して欲しい気があるのかもしれない。

だけど、そんなこといえないから実家の近くにこうして土地を用意して「スープの冷めない距離」を確保したのだろう。

そう思うとなんだか泣けてきた。

そんなにまでしないと私が大分で新築の注文住宅を建てないと思ったんだろうか?

もう、信用のない娘でごめんなさい。

だんなさんにも申し訳ないと思う。

三人兄弟の末っ子。

彼はどこに住もうが実家の両親にとってはあまり関係ないらしい。

ただ、うちの家は跡取りが必要なわけではないから養子なんてことは考えていない。

私にきょうだいがいないから親の老後は私が見なければ、と言ったところかな。

それをだんなさんはよく理解してくれている。

ちょっと間違ったら今回の土地だって腹を立てて意地になって他の土地を買ったかも知れない。

だけど、私のことも私の両親のことも大切に思ってくれているから、今回のことは受け入れてもらえたんだと思う。

ありがとう。

大分で新築の注文住宅をステキなやつ建てようね。

そして、みんな、仲良くしようね。

って言いながらだんなさんのおごりでごはんを食べに行った。

新築 さやか on 11 8月 2010

土地探し

少し前から父に「家を建てる土地は俺に任せろ」と前にも聞いたことのあることを言われていた。

任せろって言ってもなあ。

私たちにだって希望の土地くらいあるかもしれないのに。

といいつつ、特に探しもしていなかった私たちだったが、そんなある日父が土地を見つけたと写真を持ってきた。

実家近くの住宅地。

私がこどもの頃は遊び場にしていた山を切ったようなところ。

住宅地のメリットとしては、上下水道が完備されているところもあるし、道路もきちんと整備されている。

日当たりも考えられているところが多いし、コミュニティができている。といったところかな。

私にとっては庭のようなこの住宅地だけれどだんなさんにしてみたら私の実家に近いしちょっといなかだし、どうなんだろう。

そんなことを思いながら土地を見に行った。

この住宅地はもう10年も前に造成されたところだから人気のあるところはもう売れてしまっただろうに。

そんなことを考えながら実家からテクテクと歩いていた。

そして空地を見るたびに「ここかな?ここかな?」と売地の看板を見ていたけれど、該当するものはナシ。

と、父が「ここ」と立ち止まった。南道路の角地。

いい土地だった。

「へえ、こんなところ残ってたんだ。でも高いんじゃないの?」と私が言うと、

「俺の」と父が一言。

は?どういうこと?と目をまるくしている私に父が言った。

「俺の土地。お前のために買った」

母が言うには私がいつか家を建てるときのために、この住宅地が売り出されたときに父は真っ先にこの土地を買ったんだそうだ。

えー、そんなお金、うちのどこにあったの?

土地だけで所有してたら、税金がもったいなかったんじゃ?

なんていらないことを考えた私だったが、親心、ありがたく受け取ることにした。

だって、もし、断ったらどんなことになるかわからない。

それはだんなさんもよくわかっているようで、ここは甘えることになった。

お父さん、だんなさん、ありがとうね。