こどものころ、隣の家に住んでいたまなちゃん。

私より2つ年上でとっても仲良しでした。

いつも学校から帰ると他のお友達がいても仲間に入れてもらって遊んでもらっていました。

私はまなちゃんが大好きでした。

まなちゃんも、一人っ子で兄弟がいなかったので、私のことを妹みたいに思ってくれてたと思います。

ある日、いつもの通り、学校へ行くためにまなちゃんの家に行きました。

でも、その日、まなちゃんのお家はいつもと様子が違いました。

「まーなーちゃん!」と何度も声をかける私。

中からはまなちゃんも、まなちゃんのお母さんも出てきませんでした。もちろん、お父さんも。

驚いた私は、急いでお母さんに知らせにいきました。

まなちゃんに何が起ったのか、その頃の私には知る由もありませんでした。

数日後、母から聞いた話によると、まなちゃんのお家はお父さんの仕事がうまくいかなくて、借金をたくさん作ってしまったのでだれにも見つからないように、こっそりお引越しをしたんだ、という話でした。

ショックでした。

まなちゃんが私にお別れも言わずにいなくなってしまうなんて。

毎日、まなちゃんとすごしていた時間は私一人でどうやって過ごせばいいのかわからずに数日間泣いて過ごした記憶があります。

まなちゃんにはあれから会うことはありませんでした。

風のうわさで大阪に住んでいるとは聞いたけれど。

まなちゃんのおうちにはこどものいない遠藤さん夫妻が越してきました。

遠藤さんも私のことをすごくかわいがってくれました。

だけど・・・。

家にまつわる、かなしいエピソードです。