住宅展示場を見に行った。

広い敷地に、大きな家。

私たちが建てようとしている家にはほど遠い家。

だけど、夢を見るにはいいかもしれない。

大手ハウスメーカーと呼ばれる住宅会社の家を見て、ため息をついたりビックリしたりしながら見学をした。

こういうところで見る家は豪華に仕立てられていて、これから新築の注文住宅を建てようかと思っている人には目の毒になることもあるかも、なんて思ったりする。

見学するときには住所と氏名を書くことがある。

そこが問題だった。

営業の人が家にやってくるようになった。

その辺はうまく立ち回っていればいいけれど、ちょうど父がいるときに来てしまったから大変。

父は営業マンを追い返し、私たちはその場で父から説教をされた。

だけど私は父にきちんと言った。

「お父さん、私はお父さんの娘だから、お父さんがこうするのがいいと言った建て方で家を建てたいと思うよ。

黙っていたのはごめんなさい。だけど、まだ、本気じゃなかったんだよ。本当に家を建てることになったらお父さんに一番に相談するにきまってるじゃない」

と言って二人でひたすら謝った。

母も一緒に謝ってくれた。

父は、私の言葉を聞いて、安心したのか、その場は何とか収まった。

そして父は「お前の家は俺がチームを組んでやる」と言い出した。

それはそれでチョッと話が違う。

どうしようかな、と思っていたら父は

「うそだよ。お前たちの家造りだからお前たちが思うようにしなさい。ただ、困ったときにはいつでも相談に乗るよ」と言ってくれました。

お父さんありがとう。本当に頼もしい。

いくつになってもお父さん大好き、と思った。